My master piece. vol.6

モノは見えても思い入れの思いはミエナイ。
そこを「勝手、傲慢、強引」に紹介するMy master piece.

少し間が空いてしまいましたが、今回は僕が一番好きなブランド。というかかなり影響を頂いている本当にマスターピースを寄り道トークでご紹介しようと思ってます。

「S/DOUBLE」

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これはねぇ、、、本当に好きなんですよ。

恋人とかじゃないすね、、、師匠もみたいな、少し緊張感くれる良い兄貴みたいな存在ですかね。

エスダブルって読むんですけど、これを作っているのは「STUSSY」を過去作っていた「Shawn StussyショーンがSTUSSYを去って焼く15年後に立ち上げられたブランド。意外とショーンがSTUSSYを去っている事を知らない方もたまに僕の周りにもいるんですけど、もともとはサーフボードのディケール(だれが作ったかを示すもの)を手書きでしていたショーン独特のフォントが人気になり、ウェアから本当に色んなものが誕生していったのだが、ショーン本人は”ブランド拡大路線”が本当に嫌だったらしく嫌気がさしてブランドを譲って引退。その後カウアイ島でサーフィンライフを過ごすのですが、なので今現在のSTUSSYってのはショーンが手掛けているモノではない。にも関わらず今現在でも本当に人気のブランドですから本物ですよね、、、

ただ僕はやっぱり昔のSTUSSYが好きで近年のものは嫌いではないですけど、鳥肌モノはあまり出会わなくなってしまったのも事実です。

そして2011年。やっぱりモノつくりの人間はモノを作るんですよね、、笑

「To work well」をコンセプトに原点であるフリーハンドによる自由な感性をベースに「S/DOUBLE」を立ち上げたってわけですよ。

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直営の店舗はサンタバーバラと東京のみ。これがビックリなのよ。。なんせショーンは立ち上げ当初「金儲けに毒されている奴らとは関係なしに本当にクールな奴が着たがっているモノだけをワンマンガレージで作る。クラシックで、クリーンなモノしか作らない。」と言うてる時点で別に金儲けだのの考えは無いにも関わらず、少ない直営店に日本があるという、、、今回紹介するのはその直営店舗がOPENする時に限定で作られたOPEN記念Tシャツ。

僕はこれが欲しいのとショーンと喋りたくてOPENの際に東京へ飛行機で飛んで田舎者の空気全開ながらショーンを待ち伏せたのを未だに覚えていますね。笑

結果話したりっていうのは出来ませんでしたが、本当に今でも鮮明にGOODなストーリーが乗っかった一枚です。

基本的には70”~80”テイストなんですけどすごく思わせないカッコよさがあるプロダクトで、ディテールもすごく粋なんですよ。

こんな女の子と付き合いたい、、、ぐらい「粋」

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デザインに関しては文句なしで、、、ロゴがね、、、細かく小さいにも関わらず、刺繍仕上げ。これが本当にイカシテルんすよ。

やっぱ僕は年齢のせいかこういうのに近年余計に気持ちが踊りますね。

飲み会でも食べ物を皿に取ってくれる子より、グラスの下にそっとコースター置いてくれたり、こぼれるかなと思って喋り倒している時に何も言わずにサッとグラスを動かしてくれる粋な子に弱い、、、

 

そしてショーンはこうも言っています。

「アーティスト、クリエーションというものはコンセプトを決めてモノ作りをするというよりもっと魂の奥から湧き出る気持ちをどう表現するかで制作するものではないだろうか。」

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なのでプロダクトは正直ガンガンリリースされるわけではないが一点一点込められているであろう、もしくは見ただけでは分からないモノがSDOUBLEの良さだと本当に思う。見えるモノ、薄っぺらいモノ、大義名分もないモノはやっぱりなかなか惹かれないからこそ本当にこういうモノが今後あとどのぐらい見られる、触れるか本当に楽しみで生きています。。。

後日また別のアイテムもUPしますので、是非。